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ドリフトやり方講座 いざ実地練習!①サイドターン

車も用意でき、練習場所も確保できたら、いよいよ実地練習開始です!

ここでは車の基本的な動きを肌で覚え、ドリフト感覚を養うための基本的な練習方法をご紹介します。

1.サイドターン

パワースライドやブレーキングドリフト、クラッチ蹴りなどドリフトに持ち込む方法はいろいろとありますが、まずは車をスピンさせることから練習を始めましょう。
極端に言えばドリフトはスピンしかかっている状態を維持しながら走る走法ですので、まずはその体勢に持ち込む方法を身体に叩き込みましょう。

簡単にスピン状態に入る方法として、サイドブレーキを使ってやってみましょう。

広い場所である程度車速をのせ(初めは40km程度でもOK)、アクセルを離して軽くブレーキを当て前荷重にします。
次にハンドルを切り込んでからクラッチを切り、一気にサイドブレーキを引き上げます。
ハンドルは右回りの場合、右手を時計の0時の位置から、5時くらいの位置まで思い切って勢いをつけて切ることと、切った直後に思いっきりサイドブレーキを引き上げることがポイントです。するとリヤタイヤがブレークし、スピン状態になるはずです。
スピン状態にならない場合は、車速が足りないか、ハンドルを切る量が少ない、サイドブレーキをガツンと引けていない、といった要因が考えられますのでチェックしましょう。

まずはここまでで十分。車が止まってしまっても構いません。

このまま、何度もこの練習を繰り返し、車速やハンドルを切り込む量でどうスピンが変わるかを身体で覚えていきます。

ある程度感覚がつかめたら、スピン状態になった瞬間にカウンターステアをあててみましょう。
カウンターステアはリヤタイヤが滑った時に、スピンを抑えるよう、ハンドルを初めに切った方向とは反対側に切ります。
その時左手はサイドブレーキを引き上げているため、カウンターは右手のみであてていくことになります。
片手でハンドルを回すとなると、なかなかスムーズにいきませんし、ステアスピードが遅くなって、車体の姿勢変化に追いつきません。

実はカウンターステアはある程度車が自然に切ってくれるものです。
試しにサイドブレーキを引いてスピン状態に入ったら、右手をステアから離し、フリー状態にしてみてください。
するとスルスルスルと勝手にカウンターステアがあたっていく様子が判るでしょう。
これは、フロントタイヤが車全体が動こうとする軌跡にあわせて勝手に動くからなんです。これを「セルフステア」と呼びます。

ですので、カウンターステアを全て自分で回しきる必要はありません。
どうしても自動であたるカウンターステアは車体の姿勢が変わり始めてから初めて動き出すものですので、初動が遅れがちです。
そのため、このセルフステアを補助するイメージで、たとえば右コーナーであれば初めにきっかけのために右にハンドルを切ってから、車体が滑り始めたら左側へハンドルを投げてやるイメージでハンドルを切ると、素早いカウンターステアが可能になります。

あとは自分のイメージした位置で車を止められるようになるまで、反対方向にハンドルを送る強さや、ある程度カウンターがあたった時点でハンドルを握り直しカウンターが当たりすぎるのを止めたりして感覚を掴みましょう。

まずはこれを繰り返し、進行方向と180°回って止まる、90°で止める、等、イメージ通りにスピン量を調整できるようになりましょう。

https://www.youtube.com/watch?v=Y1uGmXvk9ds

次のステップはこちら!
2.定常円旋回
3.サイドターン+パワースライド
4.振り返し
5.クラッチ蹴り